第十四話 竹林の手入れは手強かった話し

第十四話 竹林の手入れは手強かった話し

2022-01-27


長く太く成長した竹は、切り倒すにも粉砕するにも手強かったです。

はじめに

昨年の初夏のこと、竹林の手入れをお手伝いしました。
竹林を伐採し、竹チッパーで竹を粉砕しました。

竹林伐採の経緯

市街地の中にある竹林は鬱蒼としていました。長い間手入れがされていなかったようで、直径10cm以上の竹もありました。

竹は成長すると繊維がとても丈夫になるため、中国から東南アジアでは足場材にも使われています。
過去に在住していたフィリピンでも、建築用の足場材として使っている様子をよく見かけました。

竹チッパー

長く成長した竹は縦方向の繊維がとても強くなり、割れない・折れない・曲がらないで、処分に大変苦労します。若竹であればノコギリで切り落とせますが、太く成長した竹はチェーンソーで切り落として伐採しました。

また伐採した竹は竹チッパーですべて粉砕しました。切り落とした竹を放置すると土に変えるまでに数年といった長い年月がかかるため、粉砕処分してその場で土に還すこととしました。
竹林開発

竹チッパーでの粉砕にはコツがあります。太い竹は繊維が強く容易に粉砕できないため、縦割りして割っておく必要があります。
チッパーの刃に竹が噛み込んでしまう現象を防ぐために、竹をチッパーの刃に噛ませて、すぐに逆動作をさせて竹を割りこんでから、粉砕動作するようにしました。

まとめ

竹は筍のうちに処分する必要があり、竹林になってしまうと処理に大変な思いをします。
成長はとても早く、大きくなるととても強くなるため、自然に侵食されないよう常日頃から整備しておくことが重要だと学びました。