§CoffeeBreak 荒地に生えた低木の切り株を抜根しました。

§CoffeeBreak 荒地に生えた低木の切り株を抜根しました。

2022-05-15


荒地に生えた低木の切り株を抜根しました。

はじめに

低木や木質化した雑草は幹や枝がとても固くなり、一旦はこびってしまうようになると土地の手入れもままなりません。

大きくなってしまった木株

このような木根の大きさに成長してしまうと大変な苦労をしないと取り除けず、荒地を整地して畑に改良する際の大きな障害となります。

手を付ける前の荒地

荒地となってしまった土地には雑草が生えるようになり、長年放置すると雑草が木質化したり低木が生えてブッシュと呼ばれる放置林のようになります。

抜根前の準備作業(草刈り・伐採)

この土地も草丈2mで覆い茂った雑草と、木質化した木根がはこびっていました。
当初足を踏み入れることができず、前に進むことができない状況でした。

高枝鋏みを腰の高さに持ち、低木や木質化した雑草の幹や枝を切断して、まずは見通しを良くしました。

切断した木幹と木枝の処分

次に株元をみて、草刈り機の刃が負けない細い幹や枝を草刈り機で切断します。太い幹や枝は手引き鋸で切断しました。

刈り取った直後の荒地の様子

長年放置された地面が見えるようになりました。

抜根の手順

長い間放置された敷地には、雑草が肥大化して木のようになり、もはや手で引っ張っただけでは抜けなくなっています。
大きな木株が根を張っており、一例としては直径10cmの幹が3本出て、株の大きさが30cm以上になっていたため、株元で切り落としました。

木株をワイヤーで吊り下げた

切り株を抜根するため、木株をワイヤーで引っかけます。 チェーンブロック、三角ヘッド、ワイヤーを使い、チェーンブロックで吊って抜根しました。

木株をチェーンブロックで釣り上げる

大きな力がかかると、チェーンブロックを吊り下げる脚が地面にめり込む場合があります。単管パイプが地面に着く場所に石や板を置き、養生して単管パイプが地面にめり込んで抜けなくならないようにしました。

引っかかった木根の切断

抜根の際、切りきれなかった根が釣り上げた根株を引っ張り、押さえつけてしまうことがあります。 確実に抜根できるよう、電気用の銅線カッターで根切りを行いました。

こうして20本近く生えていた木根をすべて抜根しました。

木株の処分の様子

木株や木根は受け入れ先の処分場に持ち込みます。チェーンソーでカットして、持ち運びできる重さと大きさに合わせてカットしました。

建物近傍の抜根における注意事項

長年放置されたイバラの根が肥大化して、物置の片づけの邪魔をしていました。三角ヘッドを狭く立てて、チェーンブロックで抜根しました。

物置近傍でのワイヤー吊り下げ

建物の近くで抜根する場合、木根が地面に食い込み、建物の下まで回り込んでいる場合があります。
木根の走行に注意して切り落とし、チェーンブロックで木株の吊りを調整しながら抜根を進めます。

物置近傍での抜根作業

またチェーンブロックを吊り下げる場合、建物の近傍では三角ヘッドが十分に開けられない場合があります。
そのため脚の設置角度に注意する必要があり、力のかかる方向に対して反力をとれるよう、脚の配置方向を工夫する必要があります。

ビデオで見る発根作業

抜根して平らな土地にするまでをビデオにまとめました。

石だらけで食い込んだ木の根を切り落としました。

物置の近傍で抜根しました。

まとめ

ちょっとした木株でも地表面に出ていると歩きにくくなり、整地や畑作りもままならなくなります。

抜根が終了した土地

大変な作業ではありますが手間を惜しまず抜根作業を行って整地すると、畑づくりをスムーズに進めることができます。