第十九話 長ネギの収穫がとても楽しかった話し
2022-02-05
長ネギの収穫をお手伝いさせていただきました。
はじめに
長ネギの冬の収穫は、春節の前後に最後のピークを迎えます。
ネギ農家さんの収穫のお手伝いをさせていただく機会があり、三重県の県北、鈴鹿山脈のふもとにやってきました。
この農家さんでは、この時期、主に長ネギの収穫をしていました。
フカフカのクロボク土で育ったネギは、しっかり根を張って収穫を待っていました。
長ネギの収穫
長ネギは、根の部分ごと土を崩して、ひっくり返すように収穫するのがコツです。
白い軸(茎)を握り掴むと商品価値が下がってしまうため、注意して行います。
あらかじめ畝を少し崩しておき、土に食い込んだ根の塊(カタマリ)を崩して根が土と離れたら、根を軸方向にスライドさせます。
ネギとネギの間のスキマに指を入れて、ネギの軸がつぶれないように間隔を保ちながら、土をほぐすのがポイントです。
ネギ束の運搬
崩した畝の傾斜部分にネットを敷き、ネットの下ツラとネギの根を合わせて置きます。
ネギの葉の部分に土をつけると擦れて商品価値が失われてしまうため、土を付けずに下ツラを揃えてまとめて置いていきます。
ネットで束ねたネギは、運搬機で作業場に運びます。
収穫後の土壌改良
収穫後の土壌改良作業として、顆粒状の苦土石灰を3反(約30アール)の土地に撒きました。
リュックに20kgの苦土石灰を入れて、左右に振って撒いていきます。
不整地で重たいものを背負って早い速度で歩く必要があることから、体幹バランスがとても重要になります。
次の栽培のための苗床作り
次の栽培のために、温室ではネギの苗床を作っています。
動画で見るネギ収穫
1)ネギの収穫
ネギの軸を引っ張ってしまいました。
2)ネギの収穫
土を崩してネギを傷つけずに収穫します。
3)ネギ束の運搬
作業場まで、運搬台車でネギ束を運びました。
4)土壌改良
苦土石灰を20kg背負って、まきました。
まとめ
長ネギの収穫と出荷作業を通じて、貴重な農業体験させていただきました。