第十一話 パブリカを栽培した話し

第十一話 パブリカを栽培した話し

2022-01-19


パブリカの栽培を始めました。

はじめに

パブリカはナス科トウガラシ属の植物で、英語ではBell Pepperといいます。
形はピーマンと似ていますが、ピーマンよりも肉厚で、とても食べごたえがあります。
またピーマンとは違い辛味や苦味が少なく、甘みがあります。
パブリカ

スライスしてサラダの彩りにしたり適度な大きさにカットしてサラダ🥗にしたり、炒め物に使ったり、焼いて甘みを引き出した後、潰してパブリカペーストにしてオリーブオイル漬けにするなど豊富にアレンジできる野菜です。

パブリカの栽培

パブリカの栽培には時間がかかります。種まきから栽培、収穫まで半年(約180日)であり、栽培に根気が必要な野菜です。
花が咲くまでの期間、実がつくまでの期間、実が大きくなるまでの期間、実が色づき収穫できるようになるまでの期間、どれもがとても長く感じます。

種まき

今回、スーパーで購入したパブリカから種を採取して栽培を行いました。

食べずに捨てる種を乾燥させて保存、春先に種まきして発芽させました。
種まきは一箇所に複数のタネを蒔き、間引きしながら生育の最も良いものだけを残して一株で育てます。

発芽率は悪くないのですが、発芽するまでは時間を要します。春先に種まきしてもすぐには芽が出ません。
気温と地温が充分に上がり20℃を超え、忘れた頃に双葉が顔を見せます。
パブリカ

水やりと施肥

水も栄養も大量に必要です。
とても水食い・肥料食いなお野菜ですので、水を切らさずに与えること、肥料を適時与えることが重要になります。

大柄に育ち、根っこはとても大きくなります。
1株の根の直径が40cmを超えるため、地植えでなくプランターで育てる場合、例えば発泡スチロール栽培では、1ケースに1株で育てます。

わき芽かき、花摘み

花が咲き、受粉がうまくいくと実になります。
花がたくさん咲きすぎると実が多くできてしまい栄養が分散してしまいます。
わき芽の第一花は摘むとともに、側枝の第二花〜第四花のどれかを一つ残して受粉後、その他の花を摘んでしまいます。

また実が大きくなる際、入り組んでしまうと実の成長を阻害し、実の形が悪くなってしまいます。
そこで、実が大きくなったところを想像して干渉しないよう、枝やわき芽をチェックするとともにカットしておきます。
パブリカ

収穫

実が大きくなってから色づくまではしばらく時間がかかります。
実の色付きが変化してから、赤や黄に熟して落ち着くまで、1ヶ月(約30日)程度かかります。

まとめ

パブリカは慎重に発芽させて芽かきと花落としを行うことで、収穫まで確実に栽培できることが分かりました。